はじめに【たこでろんＶＧ倶楽部】

みなさまこんにちは。たこ家の「たこ　たここ」と申します。

「アレルギーであとぴな息子」を通して私(母)や家族が経験したこと学んだこと感じたことや、

同じようなことで悩んでいる方(本人でも家族でも)に聞いてほしいこと、また

それらには全く縁のないと思われる方にも是非知っていただきたく伝えたいこと、等を

息子の「アレルギー体質」に動揺することも少なくなって、待望の第二子にも恵まれた今

母として、妻として(*^-^*)、一人の人として、文字にして残しておきたい

そんな気持ちから(今度こそ)ＨＰを作るぞっと思い立ちました。

ほとんどのページ、自分の気持ちをストレートに書いておりお耳障りな点もあるやと存じますが

　

暑い真夏の夜。

２６時間余の陣痛と吸引分娩のストレスをもろともせず、元気に息子は生まれてきました。
生後間も無くほとんどの赤ちゃんにみられる「新生児落屑」というのがおき、落ちつく間も無く乳児湿疹ができ、それから、、、、、ブツブツとのおつきあいのはじまりでした。

特定の物質や食べ物に直接触れたり、ものによっては同じ空間にあるだけでカユミを伴う湿疹や、時には蕁麻疹もでました。

かゆくて、痛くて、わずらわしそうで、ちいさな赤ちゃんの肌に広がるブツブツをみて成り代わることもできず見守るだけの母として苦しくつらく悲しく、取り除いてやりたいそうつよく、強く、剛く、おもいました。

医師のもとで特定のできた原因とおぼしき食べ物や皮膚の刺激になるものを除くことをはじめました。「普通」の生活を送る人には奇異にも見える生活だったようです。

息子の肌がいつ触れてもいいように、私の衣類も綿100%に変え真冬でもTシャツ、ブラウス、トレーナー。今から思えばセーターの上に綿の割烹着でも着ればよかったのですがとにかく今より悪化させないためにと　取り除く事に必死でした。

いつも *ほぉずりや *ちゅぅがしたかったのでお化粧をやめ、整髪剤が気になり髪も後ろに一つに束ね口紅を塗るのもやめました。お金の心配がなければ化粧品類も安心な物が買えたのでしょうが食べ物を買う方が先でした。除去食対応の食品は(我が家にとって)高価なものでしたから。

たこ夫はそんな妻の姿をどう思っていたのでしょうか、ホントのところは今もわかりません。
たここの実親も我が娘の妄信的とも言える姿に涙をこぼし「やめてくれ」と言いました。
夫の両親は「たここ実家の系統にそのような血があるのか(遺伝？)」と聞いてきました。

道行く他人は「かわいそうに、病院は行ってるの？薬はつけてるの」
「うちもアトピーだったの、でも何でも食べてるうちにキレイに治ったよ、食べてみれば？」
「こんなのでアトピー？うちはもっと大変だったワ。それに○○の病気に比べたらいいでしょ？」と声を掛けてきます。「 .. .. .. ..。」そんな風に答えたかった、、。

ホントは誰も悪気はない。みんな息子やたここ夫婦の幸せを願えばこその「言葉」。
食べれない、買えない、使えない、できない、行けない、してやれない、そんなこともつらかったけど「言葉」をもらう度に湧きあがる「どうせ理解はしてもらえない・共感してはもらえない」さざ波のような感情が心の中でいっぱいになっていくことがあの頃のたここにとって一番つらかったのかもしれない。

何より救いだったのは息子(たこちん)本人の明るさだった。
たここが辛いと想う時ほど天使のような笑顔だった。息子がいつかこれを見ることがあるのかな。

たこちん、かあさんを助けてくれてありがとう。

今あるものを否定しない、どんなもの(コト)でもそこにあることを認める事から幸せははじまる。

もしもまた我が家にあとぴちゃんがやってきても慌てない。もう(たぶん)大丈夫。

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